科目名 | 小児看護学実習 |
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対象 | 医学部 保健学科 看護学専攻 7セメスター |
担当教員 | 入江 亘(医学系研究科) |
受講人数 | 30人 |
授業内容 | 子供と家族への看護診断と看護援助の実際および小児保健医療チームにおける看護者の役割を体験的に学習する。 |
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授業形態 | 資料配布や課題提出はGoogle Classroomを使用した。授業は1日4限3週間の集中(本来は病院や保育所での臨床実習)でリアルタイムにてGoogle Meetを用い、仮想患者事例の看護展開やグループワーク、演習を行った。 |
使用LMS | Google Classroom |
評価方法 | (1)各種ワークの参加度、(2)成果物・プレゼン・記録物の内容により評価した。 |
工夫した点 |
①授業デザイン:本来病院や保育所等、臨床で学ぶ科目であるため、「臨床の実際の理解」と「看護実践における倫理的視点」が損なわれないよう重視した。
②授業内容・方法:「臨床の実際の理解」では、模擬カルテを作成し、既に集約化された患者情報から看護診断を行うのではなく、アセスメントに必要な情報と不要な情報を自ら選択するプロセスを体験できるよう配慮した。情報には動画教材や図などを用いて個々の学生が個々の視点で患者情報を捉えられるようにし、かつ毎日情報を更新することで連続性のあるアセスメントの機会を多く提供した。「看護実践における倫理的視点」では、事例とリンクさせた倫理的課題場面を用い、グループワークだけでなく実際の倫理的課題へのアプローチ例の教材を組み合わせて展開し、思考の体験だけでなく、実際のケアへの活用に結びつけられるよう方向付けた。
③オンラインでの運用:個人の意見・考えの共有や可視化のため、GoogleのJamboardを活用した。オンライン授業のほか、classroom上で個々の学生のアセスメントへのコメントや追加教材の提供などインタラクティブに関われた。教員が入らないGoogle MeetのURLを設定し、授業以外に学生同士がオンラインで共同学習したり話ができるような環境を作った。
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反省すべき点 |
・各学生のネット環境による授業の中断がたびたびあり、中断を想定した余裕のある授業展開をすべきであった。集中講義型の授業でかつリアルタイム配信であったため、長時間の視聴や部屋環境によるものと思われる体調不良を訴える学生が複数いた。特に集中講義型のリアルタイム授業では、水分摂取や休憩、カメラオフの時間や体を動かす時間の設定など、授業以外の配慮も必要と思われた。
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その他気が付いたこと |