科目名 | 化学一般実験B |
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対象 | 理学部 化学科 5セメスター |
担当教員 | 化学科研究室所属の教員、担当者全35人 |
受講人数 | 83人(内、AMC(=留学生英語コース、以下AMCと表記)8人) |
授業内容 | 学部3年生後半からの研究室配属前の教育を踏まえ、化学の各分野の一般的な実験に関する実習(通年、化学一般実験A、B)を行う。5セメ化学一般実験Bでは物理化学、有機化学、生物化学の実習を行う。今回、対面実習は全て実施できなかったため、実験資料をオンライン配信し、レポートを提出させる形で授業を行った。 |
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授業形態 | Google Classroom を用い、オンデマンドで教材の配信を行った。また、計算化学の実験などリアルタイムで解説、演習が可能なものは Zoom で行った。配信教材の内容は、(参考のため)従来のテキスト、今回用に作成した解説資料(録画した映像資料、パワーポイント)、レポート課題、レポート様式などである。 |
使用LMS | Google Classroom |
評価方法 | Classroom 内で提出されたレポートについて採点し、成績評価とした。なお、実習をしていないことから、通常の「目的、原理、実験項、結果、考察」のレポート形式ではなく、全て設問形式とした。また、午前講義、午後実験授業で時間的にも課題の負担が大きいことが予想されたため、設問の分量は多すぎることがないよう配慮した。 |
工夫した点 | ・Classroom に登録できる教員数20人を超えているため、オンライン授業支援グループからの提案に従い、当初割り当てられたクラスは「物理化学実験」で使用し、他「有機化学実験」、「生物化学実験」、「AMC」のクラスは各々独自にClassroom を作成し使用した。学生にはそれぞれのクラスコードを配布した。
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反省すべき点 | ・映像資料の大半は、実験の内容についてパワーポイントを用いて説明し、解説するものであった。すなわち、準備期間が少なかったことや、教員、TAの実験室内での作業が制限された時期があったことなどもあり、学生からの要望が複数あったにもかかわらず、教員、TAが実験を実演しながら解説するような映像の作製がほとんど実施できなかった(2件のみ実施した)。また、従来日本語クラス、AMCとも同じ内容で実習していたが、双方の打合せ、準備期間が十分に確保できなかったため、それぞれ別々の内容での実施となってしまった。(AMCでは独自の教材を作成し、主に
Zoom を用いて授業を行った。)後期実習では、再び全面オンラインになる可能性も踏まえ、9月中から日本語クラス、AMC共同で実験映像の作製を始める予定である。 |
その他気が付いたこと | ・レポート採点結果をエクセルの名簿で担当教員から送ってもらう際、Google Classroom 内の学生の並びが学籍番号順に対応していないため、複数の教員から点数の入力が煩雑で手間がかかると苦情があった。Google Classroom のソフトではおそらく学生の姓(あるいは名前)の漢字の「音」で区別していると思われるが、もしこれを解決する方法があれば知りたい。 |