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開発経済学

NO 47
科目名 開発経済学
対象 農学部 経済コース 3年生(5セメスター)
担当教員 高篠 仁奈(農学研究科)
受講人数 12人
シラバス→
授業内容 途上国の経済発展と開発経済学について。
授業形態 オンデマンド授業(資料と動画を確認して課題提出)
使用LMS Google Classroom
評価方法 課題提出と期末試験。
工夫した点
・講義資料を穴埋め形式で用意し、講義動画を見ながら記入する形にした。
・スケジュール管理しやすいよう、以下のタイミングでアップロードした。
資料:各自で印刷できるように講義前日にアップロード。
動画:講義開始時間にアップロード。
課題:開始時間にアップロードし、終了時間の数時間後を期限とした。
・Powerpointを持っていない学生のためMP4形式の動画も併せて用意した。
・課題はCrassroomの機能を活用して選択式の演習問題を用意し、次回の講義動画の初めに受講生の回答表示と簡単な解説を行った。
・無味乾燥な動画になるのを避け、対面での講義に近づくよう、各回の動画の最初のスライドに雑談的な内容を加えた(育てていた植物が伸びて行く成長記録の写真を掲載して、今週末にしたいことを書いておくなど)。
・何も表示が変わらない動画を集中して見るのは難しいので、アニメーションで資料の空欄に記載する単語が出てくるようにした。加えて、説明している文章をオレンジのマーカーでなぞって行き、たまに手書きで単語や数字を書いたり、グラフに矢印を加えたりするなど、注意を持続できるようにした。
・教員は、授業時間中はPCの前で待機し、Crassroomからメッセージがあった場合には対応した。時間外でもメールで質問を受け付けた。質問に応じた課題の修正はCrassroomのストリームで公開し、クラスで共有した。
・オンライン講義の初めの数回は、簡単な課題にして学生への負担を重くしないようにした。
・試験は、Crassroomの選択式の試験付き課題を活用した。資料や教科書の持ち込みを可とした上で、単純な知識の記憶ではなく理解状況を把握できるような問題を多数(30問)用意するように努めた(数が多ければ試験中に一つ一つ調べる学生より、よく理解している学生が高得点になると想定した)。受講生にはその意図を予め伝えて、試験の前の回に簡単な予行演習をした。結果は、ある程度、習得状況に応じた結果となった。この方法だと問題の用意は大変だが、自動採点機能を使ったため採点の負担は軽減された。
反省すべき点
・課題の機能を間違った時があった。正誤問題で、複数、誤った文章を選択する問題を作成したつもりで、上手くできておらず、一つしか選べない形式で課題を出してしまった回があった。学生からの指摘で気づき、ストリームでその旨を受講生に知らせた。
・Powerpointでは音声を入れる際、スライドが変わる前後に数秒ずつ音声が記録されないことがわかった。スライドの終わりでいったん区切り、次のページで一呼吸置いてから話を始めるように改善したが、今度はページ初めのボリュームが大きく記録されていた(無音状態ではマイクの集音度が上がる)。小さな声で話始めるように意識したが、上手くできない時もありイヤホンで聞くとうるさかっただろうなと反省している。
その他気が付いたこと
・この講義はもともと講義スタイルで議論は少ない授業だったが、他の科目で議論を含む講義を行った際、学生に音声付プレゼンテーションスライドを用意してもらい、それに対して他の学生から質問を受け付ける方法をとった。対面では時間の制約で質問数が限られることもあるが、「次回講義までに質問を記入すること」とすることで確実に全参加者が質問し、それに対して回答することができるという利点があった。

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