科目名 | 心理学研究法 |
---|---|
対象 | 文学部 人文社会学科 心理学専修 3セメスター |
担当教員 | 坂井信之,阿部恒之,辻本昌弘,荒井崇史,河地庸介,齋藤五大(文学研究科) |
受講人数 | 15名 |
授業内容 | 心理学研究法では,各教員が担当する複数の実験や調査に実際に参加することで,実証的な心理学の基礎となるデータ収集と解析方法を学び,同時に心理学研究の進め方を習得することを目的とした授業を行った。履修者には各実験・調査メニューに参加するだけではなく,原則,毎回レポートの提出を求めた。 |
---|---|
授業形態 | Google Classroomを授業のプラットフォームとして,複数の方法で授業を構成した。一つは,WordやPower Pointによる課題資料を掲示し,学生が資料に基づいて課題を行う形式である。二つ目は,オンデマンド動画による実験・調査の説明を視聴し,課題を行う形式である。三つ目は,Google Meetを用いたリアルタイムでの説明に基づいて課題を実施する形式である。これらの三つを有機的に組み合わせて,可能な限り対面授業に近い形で実験や調査が実施できるようにした。なお,授業制限の緩和後には,感染予防を徹底した上でオンライン授業を補足する対面授業を行った。 |
使用LMS | Google Classroom |
評価方法 | 本授業では,原則,各課題に対して毎回レポート提出が義務付けられており,提出されたレポートに基づいて最終評価を行った。 |
工夫した点 |
・無償の実験プログラムやGoogle Form、その他の各種ツールを活用し、学生が遠隔状態(自宅など)でも対面授業で実施するのに近い形で実験や調査が体験できるようにした。
・一つの形式でオンライン授業を行うのではなく、各課題にあった形式で各教員が授業形式を選択できるようにした。それによって、バリエーションに富んだ授業を実施できた。
|
反省すべき点 |
・実験や調査の内容、実験機材の関係で対面授業でないと実施不可能なメニューがあった。これに関しては、オンライン授業と対面授業とを組み合わせて授業を構成することを考える必要がある。
・学生が質問しやすい環境を構築すること(Google Classroomでの質問などはややハードルが高い印象)。
|
その他気が付いたこと |
・反省すべき点に記した学生の質問に関しては、より簡便に活用可能なクリッカーなどを含めて検討すると良いのかもしれない。
|
教員のPCからスクリーンに投影した実験刺激への各学生の反応を学生のPCに記録し、解析用ソフトウェアを使用して心理物理曲線を描いた例