科目名 | システム制御工学A |
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対象 | 工学部 電気情報物理工学科 5セメスター |
担当教員 | 吉澤 誠(サイバーサイエンスセンター)、本間経康(医学系研究科)、石黒章夫(電気通信研究所)、渡邉高志(医工学研究科)、張山昌諭(情報科学研究科) |
受講人数 | 1クラス50名ないし70名で、全4クラス約250人 |
授業内容 | フィードバック制御系の解析と設計の基礎理論を修得する。 |
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授業形態 | Google Meetを使ったリアルタイム講義を行った。講義に利用したスライドおよびその他の資料は随時Classroomに掲載した。毎回、レポートや宿題を課し、スキャナまたはスマホの画像ファイルをClassroomにアップロードさせた。 |
使用LMS | |
評価方法 | 通常の筆記試験と同様の内容の、Meetによるオンライン試験を実施した。多人数の場合Meetに不具合が起こる可能性があるので、1クラス40人以下のClassroomに分割し、全体で9クラス(1つは女子クラス)として実施した。 |
工夫した点 |
【特にオンライン試験の実施方法について】
・学生側のデバイス(コンピュータ・プリンタ・スキャナ)とネット環境の不統一対策に大変苦労した。
・定期試験の2週間前にアンケートをとり、スマホしかない学生やネット環境が整っていない学生には、全学および工学研究科の貸し出し制度を紹介した。
・通常のオンライン授業では貧弱な環境でも我慢して受講していた学生が、試験の直前になって、その不備にようやく気付くような例が数件あった。
・答案用紙として、事前に各学生に任意のA4判の白紙を6枚用意させ、試験終了直後にアップロードさせた。一番遅い者でも約30分以内で完了した。
・スキャナがない学生に対し、スマホでの撮影の仕方や、画像整形用アプリなどを紹介した。それでも不鮮明なものなどがかなりあり、採点に苦労した。
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反省すべき点 |
・オンライン試験の最大の問題点は、厳密な公平性が保てないことである。どんなに工夫しても不正行為の防止はできないことは明らかなので、学生への試験要領の文書には、「コロナ禍における特殊事情の下でやむを得ず実施するものであることをご理解ください。」という記載をした。大震災の年でも避けられたレポート提出だけによる単位認定は、最後の手段だと考えて、敢えてオンライン試験を実施した。真面目な学生ほど受け入れてくれたものと信じたい。
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その他気が付いたこと |