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プログラミング演習A

NO 33
科目名 プログラミング演習A
対象 工学部 電気情報物理工学科 3セメスター
担当教員 鈴木潤(情報科学研究科)佐藤昭(電気通信研究所)
受講人数 A,Bクラス 128人 C,Dクラス128人
シラバス→
授業内容 C言語によるプログラミングを学ぶ。またプログラミングを通じてアルゴリズム、データ構造の基礎を学ぶ。
授業形態 独自に構築した課題説明・自動採点・進捗管理・プログラミング用エディタの統合プログラミング用演習システム
  1. 演習内容説明/周知事項などは、毎週講義開始時にGoogle Classroom記載のGoogle Meetを使って全体に向けてリアルタイムビデオ通話により実施。
  2. 演習時間中は、系内サーバ上に上記統合プログラミング用演習システムにより受講生各自が課題を進めていった。
  3. 受講生からの課題の解き方の質問、自動採点合格時のTA確認依頼、教員からの演習時間内の周知/情報共有、および、教員/TA連絡用にslackを利用。(本来であれば、講義に必要なツールはG Suite内のツールのみで完結させたかったが、Chatの機能や利便性が低く、利用を断念しSlackを選択)
  4. プログラミングが不慣れあるいは不得意な受講生向けには、課題の考え方、解き方などを、リアルタイムで上記統合プログラミング用演習システムの画面をGoogle Meetを用いて共有。
使用LMS Google Classroom
評価方法 演習科目のため、講義時間を通じてプログラミング課題(大設問3、小設問22)を行い、その課題達成度により評価(課題に対する得点などは全て受講生に公開、講義期間を通して受講生自身が自身の達成率/得点をいつでも確認可能)
工夫した点
・完全オンライン講義での演習を成り立たせるために、統合プログラミング用演習システムを構築。 このシステムにより例年と同じ水準の演習を完全オンライン演習環境下においても実現、受講生はオンラインでもブラウザだけで演習に必要な全ての環境を享受することが可能
・Slackを利用した点。リアルタイムで受講生と教員/TA間のコミュニケーションがとれるようになり、受講生が、プログラミング上の質問などをしやすい環境を整備。 副次的な効果として、途中から講義への参加が減ってきた受講生に直接DMなどで呼びかけることで、例年に比べて最後まで課題に取り組む人数が増加。
反省すべき点
・今年度は、完全オンラインでのプログラミング演習を実現するため、準備時間が少なく演習開始前に計画していたいくつかの要素を、実際に演習をおこないながら適宜修正して進めることになった。受講生や担当TAの混乱を防ぐ意味でも、次年度以降もオンライン形式となる場合は、講義期間開始前までに演習の進め方を確定させたい。
その他気が付いたこと
・演習科目は特に学生の進捗を把握するのが難しく感じた。今回は統合システムによりある程度は把握できていたが、さらなる改善を行いより的確に把握して早めに手を打てるようにしたい。

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