オンライン授業グッドプラクティス

生理学

NO 28
科目名 生理学
対象 医学部 医学科 3セメスター
担当教員 虫明 元、酒井寿郎、村田喜理、伊藤亮(医学科)
受講人数 141人
授業内容 系統講義としては生理学、心臓、循環、呼吸、消化、内分泌、代謝、ホメオスタシスなどの基本的な調節機能の原理を教え、グループ学習としては病態生理の事例検討を行い学生が進行役になり発表、質疑する事例検討会を行う。
授業形態 Google Meetを使ってリアルタイムに講義を行う。毎回の講義の資料を授業ごとに暗号化したPDF資料としてアップロードし、授業ごとに確認問題をClassroomの課題で提出させた。事例検討のため30グループに分けて、グループごとのClassroom(G1-G30)を作成した。学生同士のグループワークや教員によるグループ指導は事例検討Classroomごとに行った。授業後半は事例検討したグループの発表をはzoomを用いて行う。zoomは双方向性のツールが豊富で司会グループ、発表グループ、質問グループに分けて、学生が司会進行をして、教員はコメントを適宜行った。
使用LMS Google Classroomと一部zoom
評価方法 定期試験は、会場を2箇所用意し、感染対策を行った上で実施した。またクラスルームの「課題」とグループワークの活動も含め、最終的には総合評価する。
工夫した点
・事例検討のために30個のClassroomを作成して、配置された学生が、授業時間外でもこれを介して、グループ内ミーティング、グループ内の作成した資料の共有をしたり、さらには教員も各クラスルームのメンバーなので適宜グループ学生との連絡用に用いた。教員と学生の双方向性と学生間の通信手段として有効利用した。
・普段の講義ではクラスルームのmeet、発表会ではzoomを用いるなど目的に応じて、遠隔用のソフトを使い分けた。
反省すべき点
・毎回の課題の回答方法,採点などには設定上の不慣れな点があり、学生からの質問が相次いだ。しかしその都度、真摯に対応して最後まで継続できた。
その他気が付いたこと
・2年生対象の講義で、数名の遠隔授業のサポート役の学生が講義室におり、リアルタイムの遠隔講義の状態をモニターし、なにか通信等に不具合あれば、迅速に教員に指摘し解決できたため、スムーズに行うことができた。
・クラスルームを介して、例年より学生からの積極的な授業の質問が寄せられた。その都度回答することで、双方向性の対応、個別指導が以前の対面講義より、むしろ容易に感じられた。

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