科目名 | 症候学PBLチュートリアル教育 |
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対象 | 医学部 医学科4年次(7セメスター) |
担当教員 | 石井 誠一、加賀谷 豊、齋木 由利子、岩崎 淳也(医学教育推進センター) |
受講人数 | 131人 |
授業内容 | 日常診療で出会う様々な疾患について、患者さんの訴えを元に問題基盤型学習(PBL)形式でグループで学び、クラス全体で発表・討論会を開催する。のべ100名以上の教員がチューターとして参加し、グループ学習を支援する。 |
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授業形態 |
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使用LMS | Google Classroom, Zoom |
評価方法 |
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工夫した点 | ・本科目の開講前にPBL/チュートリアル教育のオンラインFDを2度、開催し、計41名の教員が受講した。FDでは実際のPBLを模したグループ学習を体験し、PBL未経験者がチューターを担当する準備となった。また、Zoomによるグループ学習の問題点を把握することができ、円滑なコース運営に繋がった
・学生には事前ガイダンスでZoomによるグループ学習の説明を行い、かつ、授業第1週を導入編としてPBLに習熟した教員がチューターを担当して、PBLのやり方を指導した。第2週以降は初めてチューターを担当する教員が含まれるため、グループ学習開始前にZoomでチューター会議を開催して、PBLの進め方を指導した。
・1グループの学生数を従来の9〜10人から7〜8人に減らして、オンラインでもチューターが学生個別に目が行き届き易いようにした。
・学習課題の症例シナリオにパスワードをかけておき、グループ学習当日、チューターが学生にパスワードを通知することで、時系列に沿った順次開示を実現した。
・学生の出席確認を確実に行うため、Zoomの画面に表示される氏名を「グループ番号+名簿に印刷されている氏名」にするよう指導した。
・Zoomアカウントを学生が管理することで、チューターの作業負担を減らした。
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反省すべき点 | ・グループの学生数を減らしたためグループ数が増えた。チューターの総数を一定に保つ必要から授業週数を当初予定より2週間、減らすことになった。
・稀にPCの不調等でグループ学習に遅刻する学生がいた。
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その他気が付いたこと | ・コース開始が6月末で学生がweb授業に慣れていたため、オンラインのグループ学習につまずくことはなかった。初めてチューターを担当する教員も事前のFD受講とチューター会議に加えて、学生がいち早くグループ学習に馴染んでいたため、大きな問題なく実施できた。
・出席・遅刻・欠席の確認はZoomの参加者表示で容易であった。
・学習課題のClassroomでのweb配信は紙での印刷配布に比べて、課題の記述量が紙のサイズに制約されない、画像が鮮明、訂正も簡単など、優れた点が多かった。
・板書係が討論内容をタブレットで自由自在に書き、図示していたのには驚いた。
・従来の対面によるグループ学習と比較して、オンラインのグループ学習の方がグループ討論や意見交換が活発に行われている印象を受けた。
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