オンライン授業グッドプラクティス

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教育文献講読

NO 18
科目名 教育文献講読
対象 教育学部 3セメスター
担当教員 吉田沙蘭(教育学研究科)
受講人数 70人
シラバス→
授業内容 教育学・教育心理学・教育情報アセスメントに関する英語の論文やテキストを教材とし、当該分野の専門的な文章を読解するための基礎的な知識やスキルを身につけることを目的とした授業。個人ワークおよびグループワークを組み合わせ、知識・スキルの習得を目指した。
授業形態 授業前に教材となる文献を各自で講読し、授業内では、グループごとにその内容のすり合わせ、疑問点の共有と解決を行なった。なお、3名の教員によるオムニバス形式の授業であったため、教員により、授業の進め方は異なっていた。
使用LMS Google Classroom
評価方法 各回の提出物(文献の和訳、グループワークをふまえてのレポート課題等)による。
工夫した点
・Google Meetを用いたオンライングループワークを積極的に導入した。
・Google Meetには、グループワーク機能がないため、グループワークの導入がやや手間である。学生にもわかりやすく、追加のアプリのダウンロード等が不要であり、かつ教員側の手間も大きくない方法として、以下を実践した
oクラスルームのGoogleカレンダーに、必要な数のミーティングを設定し、それぞれにMeetのURLを付与。ミーティング名をグループ番号とする
o授業内で、各学生のグループ割を提示
o学生は、各自クラスルームのカレンダーにアクセスし、割り当てられたグループ番号のミーティングをタップすると、グループワーク用のMeetにつなぐことができる
・初回授業にて、学生には、スクリーンショットを示しながら操作を説明した(図)。2回目以降は、説明せずとも、各自スムーズに自分のグループのMeetに移動することができていた。
・ミーティングは「毎週」の繰り返し設定にすると、初回のみの設定で、2回目以降は特に操作不要である。
・教員およびTAは、すべてのグループのMeetを自由に出入りすることができるため、教室の机間巡回と同様に、各グループのMeetに入り、質疑応答、助言、停滞しているグループの進行サポートなどを適宜行うことが可能であった。
・なお、複数のMeetに同時に接続することも可能であるため、教員はクラスルームのMeet本体につないだまま(ただし、音声が干渉しないよう、クラスルームのMeetはミュートにしておく)、個別のグループMeetの巡回を行うようにすることで、何か質問やトラブルがあった際には、学生がクラスルームのMeetに入り、教員にいつでもチャットでヘルプを求めることができるようにしていた。加えて、グループを巡回しているTAから教員への連絡(グループワークの進行具合から時間延長が望ましい等)も、クラスルームのMeetにおけるチャットを用いて随時行っていた。
・グループワーク中は、グループごとにGoogleドキュメントを用いてワークシートを配布し、そこに記入しながらワークを進めることで、互いの顔が見える状態のまま(画面共有をせずとも)ワークシートを各自の手元で共有し、ワークを進めることが可能であった。また、Meetとワークシートを別媒体とすることで、Meetへの接続はスマートフォンから、ワークシートへの書き込みはPCから、というように、接続環境(主にマイクの使用)の都合から媒体を使い分けたい学生も参加しやすくなっていたようであった。
反省すべき点
・学期の序盤でアンケートを取ったところ、PCを用いて受講している学生の場合、グループワークへの参加、授業の受講にはほとんど問題がなかった。一方で、一部スマートフォンを用いて受講している学生がおり、その場合には、Googleドキュメントを用いたワークシートを使いながらのグループワークへの参加、事前課題の共有等に困難が生じていた。本授業では、スマートフォンのみでの受講をしていた学生はごくわずかであったということもあり、その困難さに配慮した授業方法の再検討まで至らなかったのは反省点である。
・オンラインでのグループワークは、対面と異なり、発言のタイミングの難しさ、音の途切れなどあり、通常時よりも1グループあたりの人数を減らした方が望ましいことが明らかとなった。本授業の前半では、1グループあたり6,7名としていたが、それだと発言者以外がミュートしていなければ雑音が大きくやりづらいようであった。一方、発言者以外がミュートの状態の場合、相槌等の反応がわからないため、発言者が不安を抱く傾向にあった。1グループあたりの人数を4,5名程度にすると、全員がマイクONにしていても支障がないようであったため、グループの人数には配慮が必要であると考えられた。
その他気が付いたこと
・70名と受講者の多い講義であり、例年グループワーク前後の移動にかなり時間を取られていたが、オンラインであることにより、ほぼタイムロスなく全体からグループへ、そして再度全体へ、と移行が可能であったのはオンラインの利点であった
・また、例年だと、教室の広さの都合上、隣のグループと声が干渉したり、同じグループ内でも人数が多いと声が聞こえづらかったり、といった状況があったが、オンラインであることにより、これらの問題は生じなかった。

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